2002年06月22日(当時53歳)
白山に行く予定であったが、白山方面の天気が悪そうなので急遽、天気の良さそうな恵那山に変更する。
前日の移動
広河原ルートから登りたくて中央自動車道を園原インターで降りて林道に向かうが、通行止めになっていた。 HPでは6月20日の開通になっていたのに遅れているのか、もう一度、中央自動車道に乗り中津川インターから神坂峠に行く。
神坂峠に着いた時には午前3時、車の中で仮眠する。
当日
神坂峠からも広河原登山口までの林道が通行止めになっており諦めて神坂峠から6時20分に登り始める。 岡山から来て恵那山は2回目と言うおっさんの後ろに着いていくと行き止まりのとんでもない所に行ってしまい20分程ロスする。千両山(1,690m)に登り、ここから鳥越峠(1,550m)まで大下りするとスタート地点と変わらない標高になってしまう。
笹の生い茂る登山道を登り続け、1時間半で大判山(1696m)着く。 途中の崩壊帯が見所くらいで特に景観は良くない。 相変わらず笹の茂る単調な道の後は石ころだらけの急登となり、これまでの登り下りの疲れた足に更に負担となる。
急登を登り詰めると3時間20分で旧道合流点に着く、ここからは穏やかな道を歩き、避難小屋を経て3時間50分で恵那山に着く。 山頂は樹木で覆われ景観はまったく見えない。 長い歩きで全員、足はガクガクであるが景色も見えない山頂に居てもしょうがないので飯を食って直ぐに下山する。
つまらない山と聞いていたが、時間が掛かり取り得のない本当につまらない山だった。 他のルートから登れば雰囲気が変わるかもしれないが、展望の無い山頂の景観だと再び登ろうとは思わない。
国道19号線から見た恵那山全景、登り始めは
左端からとなり行程は相当長い。
神坂峠の登山口より少し行った別の登山口。
”千両山”を超えて ”鳥越峠”に着く。
「え〜、まだ3時間も掛かるの〜」
登山道で鳥と出会う、ウグイスか?メジロか?
笹に覆われた展望の無い単調な登山道が続く。
登り下りが多く、行程が長いので既に足はガクガク状態、
下山時の登り返しが心配になる。
雲に覆われた”恵那山”(2,191m)の山頂。 ここから右側の稜線を歩く長い行程となる。
旧道合流点までは石のゴロゴロした自然林の中、
長い急登が続く、ここが最大の難所か。
綺麗な避難小屋に着く。 バイヨ利用の便所も綺麗だった。
”避難小屋”から見た ”恵那山”の山頂はピーク感が見られなかった。
3時間50分にて先行者で賑わっていた ”恵那山”(2,191m)山頂に着く。
山頂にはピーク感があったが、360°樹林に覆われ展望は皆無であった。
山の評価はどうあれ、兎に角 ”日本百名山”のスタンプを
ひとつ押せたので記念写真を撮っておく。
急ぎ下山していて泥道で転んでしまった。
岐阜県中津川市
標高差:613m
『日本百名山』 3人で登ったが、この山に関しては3人共に評価が低かった。
えなさん
深田久弥著の「日本百名山」から
島崎藤村の『夜明け前』を読んだ人は、美濃の十曲峠を登って木曽路にかかる入口の馬籠を忘れないだろう。 その馬籠から南に当って、大きく恵那山がそびえる。
幼少年時代の藤村があけくれ眺めた山である。 当然、『夜明け前』の中に、この山がしばしば出てくる。
最近の雨でドロ道化した登山道。